
~おたよりコラムより~
「5月園だより」より
日頃より保育園へのご理解とご協力、誠に有難うございます。子どもたちは、この一か月と短い間にも、たくさんの成長を見せてくれています。
今回は、子どもたちの成長を守る(保障する)ために大切にしている「大人の関わり方」を紹介したいと思います。
<大人が子どもに関わる際のポイント>
☆応答的な関わり
応答的な関わりとは・・・子どもが求めた時、必要に応じた援助をするということです。
応答的な関わりには、子どもたちの身振り手振り・表情・声等の、発信(表現)を見逃さないように
常にアンテナを張ることが必要になります。子どもが自分でやってみようとしている姿を見かけた時は
成長しようとしている機会と捉え、安全に配慮して見守り、子どもたちをじっくりと待ちます。一方で
発信があった時はすぐに側へ行き、援助します。<いつも見てくれている><側にいる>という安心につながります。
大人がこの意識をしっかりと持つことで、子どもの成長の機会を奪わず、「安心して様々な事に挑戦し成長する機会」を保障することができます。
☆問いかけ
保育現場では、子どもたちに伝えることを「声掛け」と言います。
その場面に合った「声掛け」が、子どもたちの学びを大きく広げる事も多くあります。
その「声掛け」について、最近の蒲田第二では「声掛けではなく、問いかけへ」を合言葉にしています。
穏やかに「どうしたの??」と状況説明の機会を設け「どうする?」と本人が今どうしたいのかその
意思を確認し、「どうして欲しい?」と保育者に何をやって欲しいのかを確認する。「問いかけてみる」と
いう意識を持つことで、より子どもたちの気持ちを共感・受容し、子どもたちが安心して自己決定することができ
より子ども主体の保育を行えます。
蒲田第二は、環境にこだわった保育を行っています。「もの・空間」だけでなく子どもを取り巻く「人」も
非常に重要な環境と捉えています。子どもと関わる大人が、「どのように存在するか」は、乳幼児期の成長に大きく関係しています。
蒲田第二は、これからも子どもたち一人ひとりの「一瞬」を大切に、一つ一つの関わりにこだわり
保育を行っていきたいと思います。
蒲田第二:西出