
~おたよりコラム「問いかけ」~
<子どもたちへの問いかけ>
保育現場では、子どもたちに伝えることを「声掛け」と言います。
その場面に合った「声掛け」が、子どもたちの学びを大きく広げる事も多くあります。
その「声掛け」について、蒲田第二では「声掛けではなく、問いかけへ」を合言葉にしています。
☆問いかけとは??
・穏やかに「どうしたの??」と状況説明の機会を設け
・「どうする?」と本人が今どうしたいのかその意思を確認し
・「どうして欲しい?」と保育者に何をやって欲しいのかを確認する
日常生活を送る中で、毎日いくつもの「育つ機会」があります。その育つ機会(考えてみる・選んでみる
振り返ってみる・やってみる)を大人の価値観や都合で決め、ただやってあげるのではなく「問いかける」と
いう意識を持つことで、より子どもたちの気持ちを共感・受容でき、子どもたちが安心して自己決定することができるのではないかと考えます。
乳幼児期の<日常の中の「育つ機会」>の保障は非常に重要です。
蒲田第二では、一つ一つの「育つ機会」を大切に、応答的な関わりをベースに、必要に応じ「問いかけ」を
意識的に行っています。ついつい手伝ってあげたくなってしまいますが・・・、一呼吸おいて子どもたちに
「問いかけ」をしてみてください♪そこで生まれる、コミュニケーションやそれぞれのチャレンジが子どもたちを大きく成長
させてくれるはずです!!
一方で、時に育児の中で「問いかけに対しての子どもたち答え」に対応できない状況(時間・場所等)があると思います。
大人が無理をして、子どもの想いの尊重をするのではなく、「今」は難しいということを伝えることも重要です。
子どもだけでなく大人にも、それぞれに都合があります。
「共生」には、「それぞれの都合」がつきものです。
子どもだけでなく大人も無理は禁物です。大人が穏やかであれば、きっと子ども穏やかに過ごすことができると思います。
今後も、「焦らず・比べず・ゆっくりと」子育てを楽しめる環境作りのお手伝いができればと思っています。
一緒に悩みます、一緒に考えます!!
ご相談はいつでもお待ちしております。お気軽にお声かけくださいね。
蒲田第二:西出