
グローバルキッズ大倉山園では、
イエナプラン教育に基づいた保育を実践しています。
イエナプラン教育の大切な基本活動のひとつとしての『対話』
対話には、≪話をすること=自分の考えを伝えること≫
そして ≪聞くこと=相手の意見に耳を傾けること≫ その両者が必要です。
対話の中でも代表的なものの一つとして『サークル対話』があります。
『サークル対話』では、お互いに顔が見えるサークルになって対話することで、自分自身や他者について知ることができ、信頼関係の構築にもつながっていきます。
大倉山園での『サークル対話』の取り組みについてご紹介します。
2025年度から本格的に取り組み始めたサークル対話。
初めは、みんなで集まることも、サークルになって座ることも、なかなかうまくできずに保育者は試行錯誤。
まずは、絵本を読んでみたり、パネルシアターを見たり。
みんなで集まって楽しいことが始まるよ。の雰囲気を大切にしていきました。

そして、ボールを使ったり、絵カードを使って話をしていく中で、お互いの表情が見えて、一人ひとりが大切にされていると思える空間となり安心して参加し、自然と円形になって集まることが楽しみになってきました。
緊張しちゃって話せないな、、、って時には、そのままボールを回してもOKです。
発言する子もしない子も、安心して過ごせる環境を大切にしています。

サークルになって話すことには慣れてきました。
でも、大勢でサークル対話をしていると、自分が話し終わったら集中力が切れてしまい、
他のお友達の話を聞く気持ちが保てなくなる子どもたちも。。。
そこで
グループに分かれて、少人数で対話をしてみることに。
聞くことと話すことのバランスが保たれ、
時間が短縮され、最後まで参加できるようになっていきました。


毎日繰り返していくことで、自然と集まれるようになっていき、みんなの顔が見られるようにサークルの形もきれいになってきています。
今では、毎朝の日課となり、自分の話をしたり、その話を聞いてもらったり。お友だちの話を聞くことも楽しみの一つとなっているようです。
また、今日一日の予定の確認や、翌日以降のスケジュールについても話を聞くことで、こども達が自分たち自身で活動に見通しを持ちながら、主体的に過ごすことができるよい機会となっています。

時には、集まる対象児を限定して深い話し合いをすることも。
ホンモノの野菜や果物に触れ、季節や旬を感じたり、
日本古来から伝わる祝日や行事の由来の話を聞いたり、
いろいろなバリエーションで楽しい活動になっています。


保育者も対話を大切にしています。
いわゆる会議とは異なり、和気あいあいと楽しい雰囲気でこどもの育ちを喜び合い、語り合っています。








