
保育士になったきっかけは?
きっかけは「ピアノ」でした。小さい頃からずっとピアノをやっていたのでそれを軸に自分の将来を考えてみたところ、「保育」で活かせるのでは、と。通常は保育士になりたい、そのためにピアノ、となるのでしょうけど私の場合は逆でピアノがあっての保育士でした。でも、きっかけの順番はどうあれ、いざ保育士になってみるともう毎日がおもしろくてこの道を選んで本当によかったと思っています。自分のライフステージにともない一旦保育士とは違う仕事をしていた時期もありましたが、やはりこの仕事のおもしろみが忘れられずまた戻ってきてしまいました(笑)。
どんなところが「毎日おもしろい」ですか?
子どもたちの口から出るつぶやき、行動、もうすべてがおもしろいです。
外に行っとき、葉っぱの上に雨水がついているのを見つけては「わぁ~きれい!!」と目を輝かせてずっと見ていたり、反射している光を見ては「なにあれ!」とみんなで追い回したり。座り込んでいるかと思えば、土を手でじーっとさわって、「先生!!ここが!ここの土が冷たいんだよ!!このまえはあつかったのに、今日は冷たいんだ!!」と大騒ぎをしたり、もう毎日がこんな感じで(笑)。この子たちは、まだ知らないことが沢山あって、そのひとつひとつをこれから教えていってあげられるんだな、と思うとおもしろいですし楽しいです。
保育ではどのような部分を大事にしていますか?
うわべの計画だけではなく、子どもたちが疑問に思うこと、興味をひくようなことをどんどん仕掛けていってあげたいです。その遊びを通して何がわかるのか、どんなことを教えてあげられるのか、いつも考えています。そして、考えている中で感じるのは、やっぱり自然から学ぶことが一番大事だな、ということです。自然教育というか、もっともっと子どもが自然と触れ合って、見つけて、考えながら成長していって欲しいと願っています。