先輩に聞く

保育士 鈴木 紀子(グローバルキッズ荏原町保育園)
保育士として、主任として… 奮闘の毎日です! 保育士 鈴木 紀子(グローバルキッズ荏原町保育園) 保育士として、主任として…
奮闘の毎日です!
中途
保育士鈴木 紀子グローバルキッズ荏原町保育園

川崎市出身。 短大で社会福祉全般を学んだ後、保育士の資格がとれる専門学校へ進学。
社会福祉法人で12年間の経験を積んだ後、グローバルキッズへ。荏原町保育園では主任を務める。

たくさんの経験を積んだ、12年間。

短期大学では社会福祉系の学部だったのですが、資格が取得できないことと、子どもに関わる仕事がしたかったので、専門学校へ進学しました。
保育士の資格を取得したのには、障がい児の保育の道に進みたいという思いもあって。でも、就職の際には求人が少なく、社会福祉法人が運営する横浜市の保育園に就職しました。
保育士として3年目のとき。初めて4歳児クラスの一人担任を任されました。落ち着きがなく、クラスをまとめることができなくて、一年間、とても大変でした。
けれども、全力でがんばって乗り越えた一年間でもありました。
その子たちが卒園するときには、卒園式の司会をしたのですが、一人ひとりが成長して巣立っていくのをみて、胸がいっぱいになりました。「保育の仕事は、つらいことばかりじゃない、子どもたちと一緒に、自分も成長できる楽しい仕事なんだ!」と実感できた瞬間でした。

株式会社が運営する保育園。入ってみたら・・・!

自分の席に座って熱心に耳を傾ける子どもたち。主任としての仕事だけでなく、幼児クラスの保育にも入る。 自分の席に座って熱心に耳を傾ける子どもたち。主任としての仕事だけでなく、幼児クラスの保育にも入る。
12年間勤めた保育園を、やめようと思った理由はなかったわけではないのですが、「ここしか知らないのもどうなんだろう? ずっと同じところにいるよりも、いろいろなところで経験を積むというのも、自分の人生にとっては必要かもしれない」という気持ちになりました。
休まず走り続けてきた自分に、1回お休みをあげたい、という気持ちもあって。退職して、1年間の「休憩時間」を取りました。
復職しよう、と思って何気なくインターネットで探していたところ、グローバルキッズのことを知りました。
株式会社の保育園ってどんなところなんだろう? 正直、少しだけ偏見もありました。グローバルキッズだけでなく、いろいろな会社のホームページも比較検討してみたり。横浜で開かれた合同就職説明会にも参加したのですが、グローバルキッズのブースが一番混雑していたので、印象に残りました。
中途採用で入ると、園になじめないんじゃないか、という変な固定観念もあって・・・いろいろ考えていたところ、中途で入った人が活躍しているのを、グローバルキッズのホームページで読みました。
他の会社も受けたりしていたのですが、「落とすために面接をしているのかな?」と疑問に思うような会社もあったり。グローバルキッズの面接は、全く違いました。一次面接から最終面接にいたるまで、緊張している私の話を丁寧に聞いてくれました。そんな会社の姿勢というか、思いに魅かれて入社を決めました。
入社から半年を経た今、この会社に、この園に決めて良かった、って言える自分がいますね。

震災直後の開園。そして主任に。

朝の主活動では、季節の行事などに合わせて工作やお絵かきも行う。クレヨンの使い方や色など、子どもたちの主体性を大切にしながら作品に仕上げる。 朝の主活動では、季節の行事などに合わせて工作やお絵かきも行う。クレヨンの使い方や色など、子どもたちの主体性を大切にしながら作品に仕上げる。
入社してから、他の園で研修を行っていた3月11日。東日本大震災は私にとっても、大変衝撃的な経験でした。
これまでの園でも、ボヤ騒ぎで午睡中に園庭に避難したということがあったのですが、ここまで大きな災害を経験したのは初めてで、底冷えのする中、子どもたちとともに広域避難場所に避難するだけでも精一杯でした。
避難訓練をやってはいても、いざというときにはこんなに予想もつかないことが起こるんだと改めて思い知らされました。
荏原町保育園は今年の4月に開園しました。開園までの準備期間は、この先どうなるんだろう、とか、自分はどんな立場になっていくんだろう、とか、不安と期待がうずまく中身の濃い期間でした。入園式初日からたくさんの子どもたちを保育することになり、なかなか大変でしたが、職員みんなで力を合わせて乗り切ってきました。
園長と初めて会った時の印象は・・・というか、最初の顔合わせのとき、私はあいにく欠席だったのですが、いただいた書類の中に、園長からのメッセージカードが入っていたので、びっくりしたんです。まだ会ったことのない人だけれど、こんな心遣いのできる人ってどんな人だろう、ととても楽しみでしたね。実際に会ってみて、穏やかな人柄と豊かな経験、保育に対する情熱に共感し、安心しました。
開園から少したった時、その園長から「主任をお願いします」と言われたときには、あまりにびっくりして「無理だと思います」と言いました。でも、「即答しなくていいので考えてみてくださいね」ということで、初めての主任ということもあり、時間をかけてじっくり考えました。
「私が主任なんてできるだろうか」という思いと「これはチャンスかも」という気持ちが交錯していました。最終的には家族が「挑戦してみたら?」と背中を押してくれました。

人として、あたりまえのことを、ちゃんとできる人に。

子どもたちが主役の保育だからこそ、一人ひとりの体調や気持ちの変化にも細やかに気づくことが大切。全体をみる目と、個を見る目の両方を持つことが主任という仕事には特に求められる 子どもたちが主役の保育だからこそ、一人ひとりの体調や気持ちの変化にも細やかに気づくことが大切。全体をみる目と、個を見る目の両方を持つことが主任という仕事には特に求められる
主任としてはまだまだこれからですが、職員の毎月のシフトを作ったり、タイムカードの計算をしたり。少しずつ、できることから。今まさに修行中です。自分なりに課題を設定して、主任として、保育士として、時間配分を考えながら頑張っています。
職員同士の連携はうまくとれていますね。きつい言い方になってしまわないように、でも伝えるべきことはきちんと伝える。そして、各職員が意見を言い合えるような雰囲気を作ることを心がけています。
もうすぐ荏原町保育園の初めての運動会!に向けて今、準備の真っ最中(取材当時)。子どもたちも職員も、気合いが入っています。本当に楽しみです。
私自身、そんなに発想が豊かなわけでもないし、特別な夢があるわけでもない。でも、そういう人がいたっていいと思うんです。
友だちと仲良くするとか、人に思いやりを持って接するとか、人として、あたりまえのことをちゃんと出来る人になってほしい。世の中には残念ながら、駅を歩いていてぶつかっても、謝ることが出来ない人がいます。それはすごく悲しいこと。
「自分が自分が!」というのではなくて、まずは人に対して思いやりを自然に持つことができること。私自身も、そんな人間でありたいと思います。(2011.10.現在)

 

上司からのメッセージ

グローバルキッズ荏原町保育園 紀子さんは、サザエさんみたいなところが私と似ているんです(笑)。彼女は明るくて、朗らかな人。開園の準備から園のことをともに考える中で、この人なら、主任を任せられる、と感じていました。
まだまだ修行中ですが、主任という仕事の大変さをたくさん体験する中で、どんどん育って、やがては長として人の上に立つひとになってほしい。
一緒にやってきた仲間が、育っていくのをみるのは楽しみでもあり、園長のだいご味でもありますね。一生懸命な彼女とともに、これからも、よりよい園をつくっていきたいと思います。(施設長より)

エントリーはこちら

 

他のスタッフを見る

保育士【中途】鈴木 紀子(グローバルキッズ荏原町保育園) 保育士【中途】佐藤 暢哉(グローバルキッズ西馬込園) 保育士【新卒】鴨志田 りさ(グローバルキッズ日吉園) 保育士【新卒】礒 由紀子(グローバルキッズ西巣鴨園) 栄養士【新卒】石津 綾野(グローバルキッズ西巣鴨園) 施設長【中途】小田原 恵子(グローバルキッズコトニア吉祥寺園) 施設長【中途】井上 弓恵(高島第六小学校 あいキッズ) 学童指導員【新卒】石阿部 太久也(泉新小学校学童クラブ) グローバルキッズ
  •