
グローバルキッズでは大妻女子大学(東京都千代田区)のCDP授業(※)に協力させていただき、2020年度で7年目を迎えました。
今年は、少子化問題をテーマに、学生さんたちが考える幸せや、5年・10年後等、その幸せな将来を迎えるために、望む社会像とはどのようなものか、を具体的に考えながらゼミのメンバーが5グループに分かれ、「保育・教育の場で行う、少子化対策の提案」を検討していただきました。
学生さんたちは、コロナウィルス感染拡大防止のため、2020年度は一度もキャンパスで集合し対面することができなかったにも関わらず、グループごとに素晴らしいコミュニケーションを築き、on-lineを駆使しながら、調査や計画をすすめ、学生らしいフレキシブルな立案を多数、ご提案くださいました。
その中でも、より新しく、若年層の声を言語化してくださった優秀賞グループの提案を下記の通りご紹介いたします。
●幼少期からの男女差をなくすための、「ジェンダーフリー教育」
幼少期からの男女差をなくす
例)・男女間において色の区別をしない
・男女間における整列の区別をしない
・制服の自由化
・「男の子」「女の子」に相当する単語は使用しない等
●地域との協力、連携していくことで、少子高齢化社会においての相乗効果を狙う「保育施設への高齢者参加」
・埼玉県富士見市で実施している子育てサロンを参考にアイディアを出してくださいました。
他グループもすべて素晴らしく、また多くが「協力した子育て」を主軸に検討してくださいました。
学生さんからは、「子どもは、親兄弟だけではなく、皆で楽しく協力して育てていくものだ」という声を聞き、大変心が温まり、また、身が研ぎ澄まされる機会となりました。
常に子どもたちと向き合っている当社として、現代の若年層が考える幸せや、その将来に望む社会像を実現していけるよう、優秀賞グループの提案にもありました「ジェンダーフリー教育」について、今後、保育施設において試験的に導入して行きたいと思っています。
ご協力いただきました大妻女子大学の皆様、本当にありがとうございました!
※CDP(キャリア・ディベロップメント・プログラム):企業側から提供する課題を、学生同士がグループで調査検討を行い、解決策や新たな考えを企画、立案する授業。