
2020年11月2日(火)グローバルキッズ南砂園にて、近くにお住まいの親子を対象に、天野ひかりさん(NHK『すくすく子育て』元キャスター)よる子育て支援イベントを開催しました。
<開催目的>
・地域の親子にも、子育ての知識とコツを遊びながら学ぶ機会を作る
・保活中の親子に、保育園を知ってもらい特色のある園を身近に感じてもらう
・世界でダントツに低い日本の子どもの自己肯定感の向上
<内容>
地域の親子を招待し、親子で遊びながら、 子どもの成長に合わせた自己肯定感を育てる言葉かけを学ぶプログラム。
当日は参加者の方の自己紹介から始まり、天野さんより以下の内容のお話がありました。
子育てで大切な親の役割
「子どもの自己肯定感を育てること」
自己肯定感について
・「わたしは、わたしだから大丈夫」「ぼくは愛されている」「わたしは自分が好き」と思える、 強い心のこと。欠点も含めた自分をそのまま認められることで育つ。
自己肯定感が育つと 1、新しいことに挑戦できる 2、壁を乗り越えられる 3、相手の気持ちや立場を思いやれる この3つが生きる力の基礎になる。
親が楽しもう
・指示してできても意味はないので、やりたい気持ちを引き出すことが先。
・お母さんお父さんが楽しむ姿を見たとき、子どもの集中力がぐんっと発揮される。
・例えば、ボール遊びもお片付けもごあいさつも「やってごらん」とやらせるより、 親が楽しそうに実践していると、子どもは自分でじっくり考えてできるようになる。
親にできること
・そのための言葉かけのコツを知ろう〜愛情は会話のコツがわかって初めて伝わる〜。
・やらせるより、子どもをまるごと認める言葉をかけよう。
・認めることで、自分で考えて行動できる子に育てていこう。
当日は、初めての場所に緊張していたお子様も、お母様とのスキンシップや声がけによって、次第に生き生きと楽しんでいる姿が印象的でした。
■グローバルキッズ南砂園 施設長 岡尚子コメント
コロナウイルスの影響で家にいる時間が長くなり、参加された親子の皆さんにとって、講師の天野さんのお話とコミュニケーション遊びはとても楽しく、笑顔がいっぱいのとても有意義なひと時となりました。
天野さんは今回のテーマの自己肯定感を育むことを「器を大きくする」と表現されていました。
子どもが身につける知識や情緒などを「水」とするなら
それを受け止める「器」は大きくて深く丈夫であってほしいですね。
しかし感情的に怒られてヒビが入ってしまうような器や、
水がすぐいっぱいになってしまうような小さな器ではどうでしょうか?
というお話は印象的でした。そして親(保育士)がすべきことは、器を大きくすること、そのためには自己肯定感を育てることだと。
子どもが自分は丸ごと認められている、愛されていると実感することで
自己肯定感は育っていき、器が大きくなっていくと教えていただきました。
そして自分の保育を振り返る機会になったこと、感謝申し上げます。
グローバルキッズは、孤育てをなくし、社会全体で子育てを楽しいと思える社会の実現を目指してまいります。