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★採用担当者blog★vol.177 トトロの森の工房を訪ねて~後編~

さて、お昼。

スタッフの方が、とってもおいしいごはんをつくってくださいました。

トマトときゅうりのサラダ。カレーたっぷりの餃子。お野菜のポタージュ…などなど。

木のお皿に、カラフルな食材が映えます。このお皿も、ラボラトリーさんでつくられたものだとか。

道を歩いていると、ご近所の方がやさいをくださったりする、のどかなところなのだそうです。

Aさんもこんな食事を毎日食べてたらきっと痩せるのに…と考えるあたり、我ながらいい部下だと思います。

とにかく、おいしくておいしくて。

おいしいご飯は、人を幸せな気持ちにしますね。

 

さて、午後は下の工房へ移動。

私たちの前に座った田中さんから、あるお題が出されました。

「みなさんには、これから、積み木を作ってもらいます」。

一同沈黙。

はて…積み木ですか?

目の前に出されたのは、グローバルキッズの子ども用いす。ざらつきや段差があるため、子ども達の前には、もう届かないことが決まったいす。そのいすを、積み木にするというのです。

私たちにできるのかしらと、全員が思ったはず。

でも、こんな素敵な機会はそうありません。

できると信じ、やりましょうではないですか!

さっそく目の前にだされたまっ白な紙に、図面を描きます。

どのくらいの大きさの積み木にするのか、どんな大きさにするのか、すべて自分たち次第です。

図面をおこしたら、どこをきりとるか、いすに印をつけます。

おおざっぱな私は、こういう緻密な作業はどうしても苦手です。

それでも不器用なりになんとか、いすに線をひきます。

そして、のこぎりでの切断スタート。最後にのこぎりをにぎったのは、もういつだか覚えていません。

案の定、かなりぎこちない手つきでのこぎりをひきます。

 

しかしそんな私を尻目に、同僚達はみごとなのこぎりさばき。

 

とくにこの方。

日常的にのこぎりを使っているのではないかと疑うほどの、のこぎりさばきです。のこぎりさばき、という日本語が正しいのかはわかりません。

「うまいっすね」。田中さんも絶賛。同僚の意外な一面が垣間見えます。

これから密かに、棟梁と呼びたいと思います。

だれも言葉を発っさず、ただ無心で線をひき、のこぎりをひきます。

そろそろ時間もせまっているので・・と、ついに文明の利器、電動式のこぎり登場。

最初からこれを使わせなかったところが、ポイントです。試練をありがとうございました。

同僚、いえ、棟梁がチャレンジ。

さすが棟梁。電動式もなんのそのの手さばき。

器用な人は、なんでも器用なんだなあ。

 

そして1時間半が経過。

段々形がみえてきました。

そろってきた積み木たちを、ていねいにやすりで削ります。

そして、所要時間約2時間。

世界にたった一つの積み木が、完成しました。

 

なんと、知らない間に、私たちの積み木に合わせた木箱もつくってくださっていました。

そして、田中さんからもう一つのサプライズ。

同じいすの残りの木から、ペンダントヘットをつくってくださいました!うれしすぎて、心がおどります。

私たちそれぞれのイメージに合わせてつくってくれたのだとか。

わたしのはここにはありませんが、ゆるやかな弧を描いた形のものでした。

猫背のイメージということでしょうか。

 

さて、さっそく遊んだのは、子どもではなく、大人たち。

グローバルキッズ非公認ゆるきゃらとして突如登場した、あつしくんのお家をつくってくださるということで。

真剣に遊ぶ大人たち。

あつしくんのお家と、街ができました。

船もつくって、のせてみました。

引き続き、田中さんが、あつしくんとも遊んでくれました。

ポケットチーフに。

打ち合わせ風。

「服、着せないんですか?」

率直なご意見もいただきました。山本に伝えます。

 

 

「ここに誰か、ひとりの子どもが座る。常にそこに立ち返るんです」

田中さんがそのようにおっしゃっていたことが、印象的でした。

いくつもいくつも、何百も何千もつくっていると、一つくらい…そういう考えがよぎってしまうことは実際にあるのではないかと思います。

でも、その時立ち返るのは、やはり「子どものため」という原点。

そこに誰か一人の子どもが座る。その子どもが、毎日保育園で、そのいすを使う。そして、そのいすとともに、成長していく。

そう考えると、妥協ができないと思うのだそうです。

「一般のご家庭のテーブルなどは、作ったあと、なかなかそれがどういう風に使われいてるか見ることはできませんが、保育園だとそれを見ることができるのは、とてもありがたいんです」

だからラボラトリーさんでは、自分達はもちろんのこと、手伝ってもらう他の職人さん達も、現場に同行してもらい、子ども達が実際に使っている様子を見てもらうのだそうです。

いすや家具をつくることを「作業」ではなく、子ども達一人ひとりへの贈り物を届けるような感覚。

作ったあとの、その先の人達の顔を思い浮かべるからこそ、そこには言葉では表現できないような、あたたかさが宿るのだと思います。

 

グローバルキッズの企業理念は「子ども達の未来のために」。

でも、それは社員だけではなく、関わる方々が、同じ想いをもってくださるからこそ、目指して行けることなのかもしれません。

私達社員が目にするときは、当たり前のようにある、園舎や家具の数々。

それは、決して当たり前のことではないのだと、この方々と出会い、教えていただきました。

 

すてきなみなさんからの、まごころのこもったおもてなしの数々。

本当にありがとうございました!

 

これから保育園を訪れるみなさん。

そこに置かれた家具に、少し目をとめてみてください。

きっと今までとは違うなにかを、感じるはず、です。

 

ラボラトリー株式会社

Laboratory

 

〒359-1164 埼玉県所沢市三ヶ島1-257-1

TEL.04-2946-9555

http://www.labo-style.com/

 

(佐々木)

★採用担当者blog★vol.176 トトロの森の工房を訪ねて~前編~

佐々木です。

先日、採用チームの石崎が所有している炊飯器が、突如、火を噴いたそうです。

炊飯器が火を噴き、黒くこげる。

私はいまだかつて、そんな場面に遭遇したことはありません。

採用チームは引き続き、そんな熱い日々を送っています。

 

さて、採用チームは、応募者の方を園の見学等にお連れする機会も多いです。

見学では、見に来てくださった方々の多くが「あたたかいですね」「木の感じがステキですね」と言ってくださいます。

そんなことを繰り返して数年、今さらながら、思ったことがあります。

「はて、グローバルキッズのこの保育園の家具たちは、どんなところでつくられているんだろうか」。

もちろん、作っている方々の顔や、大体の場所などは知っていました。

でも、実際に自分の目でみてみたい。

「職人さんたちが、ひとつひとつ、手作りをしているんですよ」なんていう、通り一遍の説明ではなく、自分の言葉で説明したい。

このやる気は、突如どこから湧いたのか。

とにかく、そんな私の勝手な思いつきを快く受け入れていただき、里山の工房に見学に行ってまいりました。

「お前ひとりじゃ、逆に迷惑だ」という、広報Jさんのつぶやきにより、数名連れだって行ってまいりました。

 

場所は、埼玉県所沢市。

おじゃましたのは、里山の中に工房を構える、「株式会社laboratoriy(ラボラトリー)」さんです。

 

当日はあいにくの雨。

しかし、雨のせいでしょうか。緑がいっそう鮮やかに見える気がします。

ブドウ畑が一面に広がります。

このあたりから、すでにもう興奮しています。

到着。

こちらが工房兼、ギャラリーを兼ねてのご自宅。

ああもう、この木の感じだけで、さらに興奮が増してきます。

 

お庭には、多種多様なハーブたちが。

横の階段をのぼり、2階へ。

とびらをあけると・・・・

 

すーてーきー。

 

おーしゃーれー。

好きです。大好きです。この感じ。

まだ午前中なのに、鼻息が荒くなります。夕方まで、もつのでしょうか…。

 

こちらが、ラボラトリーの秦さん。歴史がお好きだそうです。

グローバルキッズの、子ども達が座っている「いす」。そのいすがどうやってつくられるのかを、説明してくださいました。

グローバルキッズの子ども達のいす。もともとは、こんな丸太なのです。

樹齢80~100年の丸太。ブナの木です。

もともとは会津地方など、寒いところで育ったものなのだとか。

これで、グローバルキッズの子どものいす、およそ1600脚分だそうです。

製材所は、古民家の集落のある、こんなのどかなところだそう。

この丸太を1~2年乾燥させ、板に加工されてから、はじめて、ラボラトリーさんの工房に届くそうです。

 

 

つまり、いすが子ども達に届くまで、90年から100年近くの歳月が流れているというわけです。

 

実際に、ラボラトリーさんにある、材木置き場を見せていただきました。

 

 

そこには、グローバルキッズの家具だけでなく、ラボラトリーさんがオーダーメイドで作っている机などの木もありました。

ためしに持たせていただいたのですが、あまりの重さにびっくり…。

 

そして、どんなところでいすや机が作られているのか、1階の工房におじゃましてみました。

ラボラトリーの代表、田中さんです。

 

この機械は、学校の図工室でみたことがあるぞ!

離乳食用の木のスプーンも作っていらっしゃるそうで、実際に見せていただきました。

慎重に慎重に、まあるく削っていくと、次第にスプーンの形になっていきます。

手元をみるだけで、惚れ惚れしてしまいます。

 

さて、こちらがグローバルキッズの子ども達のいすです。

ところが、これは検査の結果、はじいたものだとか。確かに近くでよくよくみると、すこし段差があったり、ざらつきがあったりはするのですが、ちょっとみただけではわかりません。素人からすると、なんだかもったいない気もしてしまいました。

でも、保育園にある子ども達のいすをさわった時の感触を思いだすと、その感触はとてもなめらかでまろやかです。

それも、きっとこのようにひとつひとつにこだわりをもって作ってくださっているからなのだなと、感じることができました。

 

続いて別の工房にも連れてっていただいたのですが、その前にちょっと寄り道。

こちらは、公益財団法人トトロのふるさと基金さんが活動拠点にしているという、古民家「クロスケの家」。

 

あ、トトロだ!

トトロと言えばどんぐり。

まっくろくろすけ、出ておいでー。

 

この里山には、日本の原風景ともいえる、雑木林がたくさん残っているそうなのですが、これは多くの方の支援や、この風景を守ろうという活動で守られているのだと知りました。

ラボラトリーさんも、この活動に参加されているのだとか。

 

さて、別の工房。

職人さんが、作業中です。

この板を重ね合わせて、棚などの家具になっていくのだとか。

つるつる、すべすべとした、おなじみのやさしい手触りです。

グローバルキッズの、机です。

少し弧を描いた、机の脚が特徴的。机の色も、子ども達のごはんがおいしく映えるように工夫されています。

たくさんの家具をつくるため、このようにパーツごとに木型をとっているのだとか。

繁忙期にはこの倉庫だけでは追いつかず、別の倉庫も必要になるのだそう。

また、ラボラトリーさんだけではなく、他のたくさんの職人さんたちにご協力いただいているのだとか。

 

ほんとうに、たくさんの人の力、手間ひまをかけて作られている、一つひとつの家具たち。

機械ではなく、人の手でつくられてるからこそ、さわった時のあたたかさ、ぬくもりも、またひとしおなのだと思います。

木も生き物。

そのいのちがまた別の形で生まれ変わり、子ども達のもとにとどく。

それを子ども達が、そっと大切にあつかっていくことで、目に見えない何かが、子ども達に受け継がれていくのかもしれません。

 

さて、午後はなにやらステキな企画を用意してくださっているのだとか。

もう、すでに胸がいっぱいなのですが、午後につづきます。

 

★採用担当者blog★vol.175 電車のお仕事

佐々木です。

先日山本と昼食をとっていたところ、山本が「カロリー気にしてるんですー」といいながら、次の瞬間プリンをほおばっていました。

だんだん、誰かに似てきたな、と思いました。

 

さて、本日は七夕。

みなさんは、どんな願い事をしますか?

 

先日あるスーパーにいったところ、ある短冊が目にとまりました。

「アイドルになりたいです」。

テレビの中で、キラキラ輝くアイドル達の姿は、いつの時代も、女の子の憧れですね。

大人になったらなりたいもの。

女の子に根強い人気なのは、そうです、保育園や幼稚園のせんせい。

この業界を目指す方には、子どもの頃にであった、せんせいの姿にあこがれて、この職業を目指す方が少なくありません。

男の子に人気なのは、スポーツ選手や警察官のようですね。

その中で、根強い人気なのは「電車やバスの運転手さん」。

子ども達が大好きな、バスや電車。そんな大好きなものに囲まれてお仕事したいなという憧れの気持ちなのでしょうか。

 

そんな、子ども達が大好きな、電車のおしごとをする皆さんが、先日、グローバルキッズの園に見学に来てくださいました。

場所は、JR亀戸駅からほど近く、高架下に今年の4月にオープンした「グローバルキッズ亀戸園」。

 

高架下の保育園らしく、階段の下にはなんと・・・

トンネルだ~。

非常口からは、こんな景色が見えます。亀戸駅も、見えます。

さて、当日は大雨。

にもかかわらず、たくさんの方が、見学に来てくださいました。みなさん、電車のお仕事をされている方々です。

中には、車掌さんや、運転士さんたちも。

この保育園は外から見ても、一見保育園とはわかりません。

外観とのギャップがあったのでしょうか。

トンネルにみなさん興味津々。

さすが、電車好きなみなさんです。

奥へまいりまーす。

子ども達は、突然の来客に興味津々。

大人達も、そんな子ども達に興味津々。自然と笑顔になります。

 

さて、上へまいりまーす。

足元には十分ご注意ください。

次はーホール。ホールでございます。

扉にはさまれないように、駆け込み乗車はご遠慮ください。

次はー5歳児室前ー5歳児室前ー。

次はー園庭~園庭~。

小さいながらに、電車が間近でみられる、絶景スポットでございます。

ちょっとしたあそびゴコロにも、みなさん大興奮。

廊下には、総武線の駅名がずらり。

最後は、ホールで、いろいろご質問いただきました。

みなさん、真剣にきいてくださいました。

電車のドア風のドア。お気づきですか?

同時に、ずうずうしく、見学しての感想もきいてみました。

「とてもあたたかいかんじがしました。」

「自分の子どもができたら、あずけたいと思いました!」

「働いている方々や子ども達の笑顔がすてきでした。大人ばかりの職場とはちがいますね・・・」

自分達のことって、なかなか自分達ではわからないものですが、みなさんが感じてくださった「あたたかさ」が、グローバルキッズの目に見えない財産なのかもしれません。

 

最後は記念撮影。

階段での撮影をすすめてみたところ・・・

本日のベストスマイルをいただきました!

みなさん、ありがとうございました!

 

私達が日々当たり前に使っている電車も、多くの人の力でなりたっているのだなということも、あらためて感じることができました。

安心で安全で正確なのが当たり前となっていますが、それが日々続くということは、当たり前ではないのですよね。

 

グローバルキッズの信条とする「輝いた大人の姿を魅せる」こと。これは、子ども達の一番身近である大人の私達が、自分達の姿を通じて「大人になるってすてきなんだよ」と感じてもらうこと、そんな大人の姿を魅せようということです。

特別な場所にいかなくても、この街で働く大人の姿をから、伝えられることはたくさんあるのだと思います。

子ども達の大好きな電車にかかわるお仕事をされいている人たちも、子ども達にとっては、憧れの人。

次回は是非、制服をきて、園に遊びに来て下さいね。

お待ちしています!

 

余談ですが、先日ある園長と話していたときのこと。

「5歳クラスの女の子が全員、七夕の短冊に『グローバルキッズ○○園の保育士になりたい』って書いてくれたの。子ども達って、ほんとうに私達の姿をよくみているのね。担任と一緒に感動しちゃった。」

 

本日は七夕。

子ども達は、どんな願い事をするのでしょうか。

 

(佐々木)